響きがかっこいい単語、今回のテーマはプロキシマ・ケンタウリ!
いかにもサイエンスな響きの言葉ですが、プロキシマ・ケンタウリは太陽の次に地球から最も近い場所にある恒星の名前なんです。
太陽以外で最も近い星と聞くと、なんだか親近感が湧いてきませんか?でも実際に夜空を見上げても、残念ながらこの星を肉眼で見つけることはできません。
「プロキシマ・ケンタウリ」のことば診断
当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して、中学生から大人までわかりやすく紹介しています。
今回のテーマ「プロキシマ・ケンタウリ」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!
身近さ:1.0(どれくらい身近な世界の話か)
天文学に興味がある人やなら耳にしたことがあるかもしれません。
ただし、まったく知らない人も多く、あまり身近な単語とは言えません。
レア度:4.5(日常生活での遭遇頻度)
宇宙や天文学の話題でしか出てこない専門用語です。
また肉眼では見ることができないため、「今夜はプロキシマ・ケンタウリがきれいだね」といった会話は成り立ちません笑
難解度:2.0(言葉の意味理解の難易度)
星の名前なので特に難しいことはありません
プロキシマ・ケンタウリって何?
プロキシマ・ケンタウリとは、太陽系から最も近い場所にある恒星(自分で光を放つ星)のことです。
地球からの距離は約4.24光年。光の速度で4年と3ヶ月かかる距離にあります。これがどのくらい遠いかというと、時速300kmの新幹線で向かったとしても、1500万年以上かかる計算になります!
英語表記は「Proxima Centauri」。ラテン語で「最も近い」を意味する「proxima」と、ケンタウルス座を表す「Centauri」を組み合わせた名前です。
プロキシマ・ケンタウリの特徴
プロキシマ・ケンタウリの大きさは太陽と比べるとかなり小さく、直径は太陽の約7分の1、質量は太陽の約8分の1程度しかありません。地球と比較すると、直径は地球の約1.5倍程度です。
星の種類としては「赤色矮星(せきしょくわいせい)」と呼ばれるタイプで、表面温度は約3000度。太陽の表面温度が約6000度なので、かなり温度の低い星といえます。そのため放つ光も赤っぽく、明るさも太陽の約600分の1程度しかありません。
この暗さのせいで、肉眼で見ることは出来ません。プロキシマ・ケンタウリの見かけの等級は約11等級。人間の肉眼で見える星の限界は約6等級までとされているので、とても暗すぎて見えないのです。
市販の望遠鏡であれば、口径6cm程度の小型望遠鏡でも12等級くらいまでは観測可能なので、条件が良ければプロキシマ・ケンタウリを見ることもできます。ただし、南半球からでないと観測しにくい位置にあるため、日本からの観測はかなり困難です。
プロキシマ・ケンタウリb
プロキシマ・ケンタウリには「プロキシマ・ケンタウリb」という惑星が存在することが2016年に発見されました。
惑星は地球と同じ様に、恒星の周りをくるくる回っている星のことです。11.2日という短い周期でプロキシマ・ケンタウリの周りを回っています。
プロキシマ・ケンタウリbは地球の約1.3倍の質量を持ち、「スーパーアース」と呼ばれるタイプの惑星です。スーパーアースは地球に近い質量がある岩石惑星のことで、地球と似たような環境を持つ可能性がある惑星のことをいいます。
この惑星が特に注目される理由は、ハビタブルゾーン(液体の水が存在できる領域)内に位置していることです。ハビタブルゾーンとは、恒星からの距離が適度で、惑星の表面で水が液体として存在できる範囲のこと。熱すぎず寒すぎない、ちょうどいい位置にあるのです。
そのため生命が存在する可能性があるとして、大きな期待が寄せられています。ただし、実際に生命が存在するかどうかはまだ分かっていません。赤色矮星であるプロキシマ・ケンタウリからの強烈な放射線によって、惑星の大気が失われている可能性も指摘されています。
それでも、太陽系に最も近い場所にある「生命が存在するかもしれない惑星」として、プロキシマ・ケンタウリbは現在も活発に研究が続けられている天体なのです。
まとめ
今回は響きがかっこいい単語としてプロキシマ・ケンタウリについて紹介しました。
太陽系に最も近い恒星で、しかも生命が存在する可能性が議論される星。色々想像力をかき立てられますね!
夜空を見上げたとき、見えない星にも思いを馳せてみると、宇宙の壮大さがより身近に感じられるかもしれませんね!



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