響きがかっこいい単語、今回のテーマはオウムアムア!
不思議な響きの単語ですが、実はこれ、2017年に史上始めて太陽系にやってきた太陽系外の天体の名前なんです。
その正体は小惑星なのか彗星なのか、はたまた何か別の物体なのか、科学者や研究者を困惑させました。
一部ではオカルト的な噂まで立つなど、人々の想像力をかき立てた謎だらけの天体、それがオウムアムアです。
「オウムアムア」のことば診断
当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して、中学生から大人までわかりやすく紹介しています。
今回のテーマ「オウムアムア」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!
身近さ:2.0(どれくらい身近な世界の話か)
宇宙に関心がある人ならニュースやSNSで耳にしたことがあるかもしれませんが、一般的にはあまり身近な話題とはいえません
レア度:4.5(日常生活での遭遇頻度)
2017年に話題になった際には一時的にメディアやSNSで話題になりましたが、今ではあまり言及されることもありません。
難解度:2.0(言葉の意味理解の難易度)
「太陽系外からやってきた物体」という概要だけなら理解は簡単です。
オウムアムアって何?
オウムアムアとは、2017年10月19日にハワイのパンスターズ望遠鏡によって発見された、太陽系外からやってきた天体のことです。
正式名称は「1I/2017 U1」で、「1I」は「1番目の恒星間天体」という意味。つまり、人類が初めて観測に成功した、他の恒星系からやってきた物体なんです。
名前の「ʻOumuamua(オウムアウア)」はハワイ語で「最初に到来した偵察者」という意味です。
オウムアウアが地球に最接近したのは、2017年10月14日ごろとされています。
このときの距離は約2,400万キロメートルで月と地球の約60倍の距離です(かなり近い!)。
オウムアムアの奇妙な特徴
オウムアムアが注目を集めた理由は、その異様な特徴にあります。
まず天体として非常に奇妙な形をしています。
長さが約400メートル、幅が約40メートルという、まるで巨大な葉巻のような細長い形をしているんです。これまで観測された小惑星や彗星とは全く異なる形です。
さらに奇妙なのは、その動きです。
太陽に最も近づいた後、重力だけでは説明できない自力で加速しているような動きも観測されました。
これらのことから一部ではオウムアウアは天体に擬態した宇宙人の探査機なのではないかと噂されました。
もう二度と戻ってこないの?
オウムアウアはもう二度と戻ってきません。
オウムアウアの軌道は双曲線軌道といい、重力に引かれて戻ってくることはなくそのまま一直線に遠ざかっていく軌道です。
現在、オウムアウアは太陽系の外縁を超え、とんでもない速度で遠ざかり続けています。
遠ざかっていく速度は秒速約87kmで、これは時速に直すと時速31万3200kmとなります。新幹線が時速300kmとすると約1,044倍です!
人類がこの物体を追いかけて調べることは、現在の技術ではほぼ不可能です。冥王星よりも遥か遠くに行ってしまっているため、望遠鏡で観測することさえ困難です。
オウムアウアは結局なんだったのか?
オウムアウアの正体については、今もはっきりと解明されていません。
多くの天文学者は、別の恒星系から長い時間をかけて飛んできた、氷や岩でできた小さな天体だったと考えています。
それが何かの拍子に弾き飛ばされ、偶然、私たちの太陽系を通過したというわけです。
ただ、オウムアウアは普通の彗星のように尾を引いておらず、見た目も非常に細長いという点で、従来の天体とは大きく異なっていました。
また、太陽に近づいた際の軌道の変化も少し不自然だったため、一部の研究者は「もしかして人工物の可能性もあるのでは?」という説を唱えました。
これはさすがに突飛な説ではありますが、科学的な関心を集めたのも事実です。
まとめ
今回は響きがかっこいい単語としてオウムアムアについて紹介しました。
オウムアウアは突然現れ、そして二度と戻らない不思議な天体で、宇宙の広大さと未知の存在について私たちに深い印象を残しました。
たった数週間の観測しかできなかったにもかかわらず、ここまで世界中で話題になったのは、それだけオウムアウアが特別だったからでしょう。
またいつか、第二のオウムアウアがやってくる日が来るかもしれません。そのとき、今よりも少しだけ広い目で宇宙を見つめられるようになっていたいですね。



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