響きがかっこいい単語、今回のテーマはデギュスタシオン!
なんとも強そうでかっこいい響きの言葉ですが、デギュスタシオンとは、フランス語で『味見』を意味する言葉です
グルメな人はレストランのメニューなどで見かけたことがあるかもしれません。
今回はそんなデギュスタシオンの意味についてわかりやすく解説していきます!
「デギュスタシオン」のことば診断
当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して、中学生から大人までわかりやすく紹介しています。
今回のテーマ「デギュスタシオン」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!
身近さ:2.5(どれくらい身近な世界の話か)
高級レストランのメニューで稀に見かけることはあるかもしれませんが、日常生活ではあまり馴染みは無いかもしれません
レア度:4.0(日常生活での遭遇頻度)
フランス料理やワインの世界では稀に使われますが、一般的に使用される言葉ではありません。お店の名前として使用されていることはそれなりにあるようです。
難解度:3.0(言葉の意味理解の難易度)
単純な「試食」「試飲」という訳には含まれないニュアンスを持った用法で使用される単語であるため、ちょっと分かりづらく感じるかもしれません。
デギュスタシオンとは?意味と由来
デギュスタシオン(dégustation)とは、フランス語で「味見」や「試食」といった意味を持つ単語です。
語源はラテン語の「degustare(味わう)」で、ただ食べるのではなく、味・香り・食感などを“意識して味わう”というニュアンスを含んでいます。
レストランで「デギュスタシオンコース」と書かれていたら、それは“シェフが考え抜いた少量多皿の特別コース”を意味します。ひと皿ずつ丁寧に出され、素材や味の流れに一貫したストーリーがあるのが特徴です。
デギュスタシオンと普通のコース料理との違い
一見すると、フランス料理のコースもデギュスタシオンも似ていますがイコールではありません!
普通のコース料理は、「前菜→魚料理→肉料理→デザート」といった流れで、満足感のある食事を楽しむことが目的です。メイン料理が中心で、一皿ごとの量もそこそこあります。
一方、デギュスタシオンは「味の体験」そのものを目的としているため、ひと皿の量はかなり少なく、そのかわり品数は多くなっています。10皿前後になることも珍しく無いようです。
素材の組み合わせ、温度、香りのバランスなど、ひと皿ごとに違う発見があることを主眼に置いています。
つまり、デギュスタシオンは「お腹を満たす食事」ではなく、「味覚で楽しむコース」なんです。
シェフの世界観を味わう
デギュスタシオンの最大の魅力は、シェフの感性を直接体験できることです。
たとえば、「日本の四季をテーマにしたコース」なら、春は山菜と貝の香り、夏は柑橘とハーブ、秋はきのことナッツ、冬は根菜と濃厚なソース、といった具合に、季節が一皿ごとに表現されています。
食材や調理法の組み合わせに“物語”があり、それを順番に味わうことで、ひとつの作品を鑑賞するような感覚になります。まさに“食で表現するアート”と言えるでしょう!
ワインとのペアリングも醍醐味
デギュスタシオンでは、ワインのペアリングが組み合わされることも多いです。料理の一皿ごとに、相性の良いワインを合わせて提供します。
たとえば、酸味のある魚料理に爽やかな白ワイン、肉料理には重厚な赤、デザートには甘口ワイン。味の流れに沿ってワインが変わることで、料理全体のストーリーがより立体的になります。
この「味の連鎖」を体験するのが、デギュスタシオンの醍醐味のひとつです。
ワインのソムリエによるデギュスタシオン
「デギュスタシオン」は料理のコースの話だけでなく、ワインの世界でも使われる言葉です。
たとえば、ソムリエがボトルを開けた直後に、ワインが劣化していないか、香りや味の状態を確認するための試飲を「デギュスタシオン」と呼ぶこともあります。
まとめ
今回は響きがかっこいい単語として、デギュスタシオンについて解説しました!
普通のコースが“食事としての満足”を目指すのに対し、デギュスタシオンは“感覚としての満足”を追求します。
一皿一皿に込められたテーマや、味の移り変わりを感じながら食べ進める。それがデギュスタシオンの真髄です。
普通のフレンチレストランでもデギュスタシオンという言葉を見かけることはあまりないかもしれませんが、フレンチをいただくときには「ただ食べる」ではなく、「味を旅する」つもりで楽しんでみると、料理を更に楽しむことができるかもしれませんね!


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