カーボニック・マセレーションとは?果実まるごと醸(かも)すワインの発酵法

響きがカッコいい単語カーボニックマセレーションとは雑学
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響きがかっこいい単語、今回のテーマはカーボニックマセレーション!

ワイン通なら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、それ以外の人にはあまり縁のない単語でしょう。

ワインの製造工程に関する言葉なのですが、どんな意味の言葉なのでしょうか。

「カーボニックマセレーション」のことば診断

当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して、中学生から大人までわかりやすく紹介しています。

今回のテーマ「カーボニックマセレーション」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!

身近さ:4.0(どれくらい身近な世界の話か)

4.0

ワインに関わる言葉なので、ワインを飲む人には身近な言葉です。

ボジョレー・ヌーボーのようなワインを飲んだことがあれば、知らずにこの言葉に接しているかもしれません。

レア度:4.0(日常生活での遭遇頻度)

4.0

ワイン好きな人でも日常的に意識する言葉ではありません。

難解度:2.0(言葉の意味理解の難易度)

2.0

基本的な意味を理解するのはそれほど難しくありません。

カーボニックマセレーションって何?

カーボニックマセレーションとは、ワイン造りの特殊な製法の一つで、ブドウを破砕(つぶす)前に、密閉されたタンクの中で二酸化炭素と一緒に発酵させる技術のことです。

英語では「Carbonic Maceration」と書きます。「Carbonic」は炭酸の、「Maceration」は液体に何かを漬けておくという意味になります。(日本語だとちょうどいい単語で身近なものがないです)

フランス語発音をカタカナにすると「マセラシオン・カルボニック(Macération Carbonique)」という感じになります。

フランスのボジョレー地方で発達した製法として有名です。

普通のワイン造りとの違い

通常のワイン造りでは、収穫したブドウをすぐに破砕して果汁を絞り出し、その果汁を発酵させてワインを作ります。

一方、カーボニックマセレーションでは、ブドウを破砕せずに房のまま密閉されたタンクに入れ、タンク内を二酸化炭素で満たします。この状態でブドウを数日から数週間置くことで、ブドウの細胞内で特殊な発酵が起こります。

この製法最大の特徴は、酵母を使わずにブドウ自身の酵素の働きで発酵が進むこと。

これにより、出来上がるワインにいろいろな特徴が出るようです。

カーボニックマセレーションで作られるワインの特徴

前述の通り、この製法で作られるワインには、独特の特徴があります。

まず、色合いが鮮やかで美しいルビー色になります。また、フルーティーで爽やかな香りが際立つのが大きな特徴です。

味わいは軽やかで渋みが少なく、アルコール度数も比較的低めに仕上がります。ワイン初心者でも飲みやすく、「ワインはちょっと苦手」という人でも美味しく感じられることが多いです。

ただし、長期保存には向かないため、できるだけ早めに飲むのがおすすめとされています。ボジョレー・ヌーヴォーが「今年のワインを楽しむ」というコンセプトなのも、この製法の特性と関係しています。

ボジョレーとの深い関係

ボジョレー地方では昔からこの製法が使われており、特に毎年11月第3木曜日に解禁される「ボジョレー・ヌーヴォー」は、カーボニックマセレーション製法の代表例とも言える存在です。

短期間でフレッシュなワインを作り上げるこの製法は、「今年のブドウの出来栄えをいち早く味わう」というボジョレー・ヌーヴォーのコンセプトと完璧にマッチしているんです。

最近では、ボジョレー以外の産地でもこの製法を取り入れるワイナリーが増えており、日本のワイナリーでも実践している場所もあるようです。

まとめ

今回は響きがかっこいい単語としてカーボニックマセレーションについて紹介しました。

次回ワインショップでボジョレーを手に取るときは、このカーボニックマセレーションのことを思い出してみてください。きっとワインの味わいがより深く感じられるはずです!

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