響きがかっこいい単語、今回のテーマはガリンペイロ!
「ガリンペイロ」という言葉、私たちの日常ではまず聞くことがない異質な感じがしますよね。
ガリンペイロはブラジルのアマゾン地帯、ジャングル奥地で、黄金を求めて過酷な生活を送る男たちを指す言葉なんです。
今回は、そんなガリンペイロたちの実態や、彼らを取り巻く狂気とロマン、闇に至るまでわかりやすく解説していきます。
「ガリンペイロ」のことば診断
当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して紹介しています。
今回は南米の金採掘者を意味する「ガリンペイロ」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!
身近さ:0.5(どれくらい身近な世界の話か)
日本で普通に生活している限り、この言葉や人々に接することはほとんどありません。遠い世界の出来事であり、ニュースやドキュメンタリーを通じて知る程度です。
レア度:5.0(日常生活での遭遇頻度)
日常生活でこの言葉に出くわすことはほとんどないでしょう。一部のドキュメンタリー番組や書籍、ルポルタージュなどで見かける程度です。
難解度:1.5(言葉の意味理解の難易度)
「金の採掘者」という基本的な意味さえわかれば、それほど難しい概念ではありません。
ガリンペイロって何?
ガリンペイロとは、主にブラジルのアマゾン川流域で、一攫千金を夢見て手作業で金の採掘をおこなう人々のことを指します。
「ガリンペイロ(garimpeiro)」はポルトガル語で「不法な金の採掘者」といった意味合いを持つ言葉です。
彼らはちゃんとした鉱山会社とは異なり、個人や小規模で独自のグループを築いて活動しています。
ガリンペイロの多くは、貧困から抜け出すために、あるいは人生を逆転させるために、危険な採掘現場に身を投じています。
過去に犯罪を犯しまともな職場では雇ってもらえないようないわゆる「ならず者」や「荒くれ者」も多く活動していて、日々トラブルが絶えないそうです。
ガリンペイロの活動は基本的に政府の許可を受けず、アマゾンの奥地深くにあるジャングルや川辺で、危険で違法な採掘作業を続けているんです。
ガリンペイロの過酷すぎる採掘生活
ガリンペイロの生活は、想像を絶するほど過酷です!
採掘現場は、ブラジルのアマゾン奥地にあるため、アクセスは困難を極め、文明から隔絶されたジャングルの中で、熱帯の暑さ、湿気、そしてマラリアなどの病気の危険に常にさらされています。
採掘作業自体も、非常に肉体的にきついものです。最新の大型機材なんてないので、泥まみれになりながら、シャベルやツルハシ、水圧ポンプといった原始的な道具を使って、何トンもの土を掘り起こし、川の水でふるいにかけるという作業を繰り返します。
こうした気の遠くなるような作業の末に、ようやく米粒ほどの小さな金を見つけられるかどうかという世界です。
まさに、一発逆転を狙うような低い確率に賭ける日々が続きます。
食料や日用品はすべて現地で調達する事になるため、流通の不安定さも大きな問題となっています。
一攫千金を夢見る男たちのルールと闇
ガリンペイロの世界は、荒々しい無法地帯のように思えるかもしれませんが、彼らなりの暗黙のルールや秩序が存在します。
たとえば、新しい金脈が見つかった場合、採掘現場を巡って争いが起こることもありますが、基本的に早い者勝ちのルールが適用されます。
ガリンペイロにも組織はあり、リーダーも存在します。ならず者が多くいるグループを束ねるリーダーとあって、我々が想像するような一般的な「現場監督」とは違い、武器をチラつかせてルールを守らせる、恐怖政治的なマネジメントをしているリーダーも存在します。
ガリンペイロ自体闇社会とのつながりも根深く、過酷な採掘生活と隣り合わせに多くの問題も抱えています。
ガリンペイロたちは採掘した金を闇の業者に売ることが多く、これが現地のマフィアや犯罪組織の資金源となっています。
また、金の精錬には水銀が使用されることが一般的で、この水銀による環境汚染も問題になっているそうです。
ガリンペイロの金が私たちの生活にも?
「そんな遠い国の話、自分には関係ない」と思うかもしれません。
しかし、ガリンペイロが掘り当てた金は、私たちの知らないうちに日本にまでたどり着き、身近な製品に使われている可能性があります。
彼らが違法に採掘した金は、闇の業者によって買い取られ、合法的な金と混ぜられて市場に出回ることがあります。
そうして流通した金は、宝石や貴金属といった装飾品だけでなく、パソコンやスマートフォン、自動車部品など、さまざまな工業製品の素材としても使われます。
これは、違法な金の取引をすべて把握するのが難しいこと、そして金そのものに「どこで採れたか」という証明書がついていないことが主な原因です。
ダイヤモンドには、紛争地域で採掘されたものと区別するための「キンバリープロセス」という国際的な制度がありますが、金にはそのような世界共通の仕組みがありません。
もちろん、多くの企業は違法な金がサプライチェーンに入り込まないよう努力していますが、残念ながらその可能性をゼロにすることはできていないのが現状です。
まとめ
今回は響きがかっこいい単語としてガリンペイロについて紹介しました。
アマゾンの奥地で、一攫千金を夢見て金を掘り続けるガリンペイロたち。
彼らは貧しい暮らしから抜け出すために危険な仕事に挑む一方で、環境破壊や闇社会の問題も抱えています。
貴金属や宝石の裏側には、時にこうした闇があることが多いです。
メーカーやブランドではそうした紛争に関わる貴金属を使用しないことを掲げているものもあるので、選択肢として選べるのであれば、より安心な方を選んでいきたいですね。



コメント