フィスカル・ポリシーとは?景気をコントロールする財政の基本戦略

響きがカッコいい単語 フィスカル・ポリシーとは?社会
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響きがかっこいい単語、今回のテーマはフィスカル・ポリシー

普段そこまで耳にする言葉ではないですが、学生時代に授業で習った記憶がある方はいるかも知れません。

人によっては当サイトでも解説済みのビルトインスタビライザーと一緒に習ったということも覚えているかもしれませんね。

フィスカル・ポリシーは、ビルトインスタビライザーと同じく、経済全体をコントロールする大切な仕組みの一つです。

今回はそんなフィスカル・ポリシーの基本的な考え方や具体例、ビルトインスタビライザーとの違いについて、わかりやすく解説していきます!

「フィスカルポリシー」のことば診断

当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して紹介しています。

今回は経済・政策系のキーワード「フィスカルポリシー」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!

身近さ:5.0(どれくらい身近な世界の話か)

5.0

税金、公共事業、景気対策など私たちの生活に深く関わっているテーマです。言葉は知らなくても、給付金や増税のニュースを通じて、ほとんど全ての人がフィスカルポリシーの影響を受けています。

レア度:3.0(日常生活での遭遇頻度)

3.0

中学、高校で一度は習っているはずですが、日常会話や一般ニュースで頻繁に登場する言葉ではありません。

難解度:3.0(言葉の意味理解の難易度)

3.0

非常に身近とはいえ、経済学用語なので、経済にあまり詳しくない人は意味を直感的に理解しにくいかもしれません。

ビルトインスタビライザーよりは直感的に理解しやすいかもしれません。

フィスカル・ポリシーって何?

フィスカル・ポリシー(Fiscal Policy)とは、政府が経済の安定や成長を目的として行う財政政策のことです。英語の「Fiscal」は「財政の」という意味で、「Policy」は「政策」を表します。

具体的には、政府が税金の集め方(税収)やお金の使い方(支出)を調整して、経済の流れを整えるための政策です。

例えば、景気が悪いときには政府が公共事業を増やして雇用を創出したり、減税して家計の負担を軽くしたりします。

逆に景気が過熱してインフレが心配なときには、支出を抑制したり増税したりして経済を冷やします

身近な例で言えば、コロナ禍で実施された特別定額給付金(一人10万円)や、消費税率の変更、高速道路の建設といった公共事業なども、すべてフィスカル・ポリシーの一環です。

フィスカル・ポリシーの具体例

実際に日本で行われたフィスカル・ポリシーの例を見てみましょう。

特別定額給付金(コロナ禍)

2020年のコロナ禍では、全国民に一律10万円の特別定額給付金が支給されました。これは典型的なフィスカル・ポリシーの例です。

外出自粛や将来への不安などで経済活動が停滞してしまうため、政府が直接家計にお金を配って消費を促し、景気の悪化を防ごうとしたんです。

Go To トラベル・Go To イート

同じくコロナ禍で実施された旅行代金の割引制度や飲食店での割引制度も、フィスカル・ポリシーの一種です。

観光業や飲食業など、特に大きな打撃を受けた業界に対して、政府が補助金を出すことで需要を喚起しました。

税金を使って民間の消費を後押しする”というのも立派な財政政策です。

消費税率の変更

2019年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられましたが、こうした税制の変更もフィスカル・ポリシーです。

社会保障費の増加に対応するため、政府の収入を増やす目的で実施されました。

これらの例からもわかるように、フィスカル・ポリシーは私たちの生活に直接関わる身近な政策なのです。

ビルトインスタビライザーとの違い

フィスカル・ポリシーと似た概念に当サイトでも解説済みの「ビルトインスタビライザー(自動安定化装置)」があります。

この二つは密接に関連していますが、仕組みや役割にははっきりとした違いがあります。

フィスカル・ポリシーは、政府が意図的に行う政策です。つまり手動の操作

一方、ビルトインスタビライザーは、制度にあらかじめ仕組みとして組み込まれている自動の仕掛け。政府が手動で何かしなくても自動で発動します

ビルトインスタビライザーの代表例は所得税や失業給付です。

景気が悪くなると、所得が減って税金の負担も軽くなります。それが自然と景気の悪化を和らげる効果になるんです。

他にも、失業者が増えると失業者は自ら失業給付金を受けるための手続きをするはずなので、政府は何もしなくとも自動で景気の悪化を和らげる方向に働きます。

簡単に言うと、フィスカル・ポリシーは「人がハンドルを握って操作する運転」、ビルトインスタビライザーは「自動アシスト装置」のような存在。

どちらも景気を安定させるために必要ですが、アプローチが違うんですね。

まとめ

今回は響きがかっこいい単語としてフィスカル・ポリシーについて紹介しました。

フィスカル・ポリシーは政府が税収と支出をコントロールして経済を安定させる重要な政策です。

私たちの日常生活にも深く関わっており、景気対策や社会保障制度の充実など、様々な場面で活用されています。

ビルトインスタビライザーとの違いも理解しておくと、経済ニュースを見る際により深く理解できるかもしれません!

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