響きがかっこいい単語、今回のテーマはグランド・プリズマティック・スプリング!
アメリカ・イエローストーン国立公園にある、カラフルで巨大な温泉です。
自然のものとは思えない鮮やかな色合いと地球の壮大なエネルギーを感じられるスケール感で、訪れる人々を圧倒する人気スポットなんです。
「グランド・プリズマティック・スプリング」のことば診断
当サイトでは、響きがかっこよく、知的好奇心をくすぐる珠玉の単語を厳選して、中学生から大人までわかりやすく紹介しています。
今回のテーマ「グランド・プリズマティック・スプリング」について、「身近さ」「レア度」「難解度」をそれぞれ診断してみました!
身近さ:3.0(どれくらい身近な世界の話か)
アメリカ旅行を計画したことがある人や世界遺産に興味がある人には知られているかもしれませんが、日本ではそこまで馴染みはありません。
ただし、ビジュアルのインパクトが強いため、写真や映像で見たことがある人は多いかもしれません。
レア度:4.0(日常生活での遭遇頻度)
アメリカの世界遺産、イエローストーン国立公園にある有名な温泉ですが、時々テレビで取り上げられるくらいで日常的に目にするものではありません。
難解度:1.0(意味の理解の難易度)
世界遺産の温泉の名前なので特に難しくはありません。
グランド・プリズマティック・スプリングって何?
グランド・プリズマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)は、アメリカ・ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園内の温泉で、全米最大、世界でも3番目に大きいとされる熱水泉です。
その最大の特徴は、虹のように鮮やかな色彩。

上の写真は上空から見たグランド・プリズマティック・スプリングです。
中央の深く澄んだ青色を中心に、緑、黄、オレンジ、赤といったグラデーションが広がり、まるで巨大なプリズムのような景観を作り出しています。
名前のプリズマティック(Prismatic)は、「光を分けるプリズムのような」という意味から来ています。
この色は高温の環境を好むバクテリアなどの微生物によって作り出された色彩で、水温の違いに応じて生息する種類が変わるため、温泉の周囲には自然が描き出すパレットのような色の輪が広がります。
水温は70~90度ほどと高く、特に中心部は高温でバクテリアも生息できないことから温泉本来の透き通った水の色である深いブルーになっているんです。
大きさは約113メートル × 90メートルほどでサッカーのコートに近いサイズ、深さは約49メートルで、熱水泉としての規模は全米最大、世界第3位という巨大な温泉です。
↑の写真をよく見ると、上の方に細い遊歩道が整備されていて人がたくさん歩いているのが見えます。人の小ささを見るとグランド・プリズマティック・スプリングのスケールの大きさがよく分かるでしょう。
グランド・プリズマティック・スプリングはどこにあるの?
グランド・プリズマティック・スプリングは、アメリカのワイオミング州にある「イエローストーン国立公園」の中にあります。
イエローストーンは世界最古の国立公園として知られ、間欠泉や野生動物、温泉などが点在する大自然の宝庫です。
グランド・プリズマティック・スプリングへのアクセス
日本から行くにはなかなかハードルが高めの場所です。
日本からの基本的なアクセスルート:
- 飛行機で11時間程かけて日本からロサンゼルス、シアトル、デンバーなどの空港に移動
- アメリカ国内で飛行機を乗り継ぎして、モンタナやアイダホなど、イエローストーンへに比較的近い空港へ5時間ほどかけて移動(乗り継ぎ時間も含む)
- 空港からはレンタカーで約2〜3時間かけてイエローストーン国立公園の入口へ
- 国立公園のゲートから、さらに車で1時間弱でグランド・プリズマティック・スプリングへ到着
このように、日本から訪れるには合計で20時間以上かかる長旅になります。
イエローストーン国立公園の周辺には大規模な空港がなく、アクセスには長距離の移動と複数回の乗り継ぎが必要になってしまうんですね。
気軽に立ち寄れる観光地ではありませんが、一度は見に行ってみたいものですね。
グランド・プリズマティック・スプリングは温泉として入れるの?
温泉と聞くと日本人としてはグランド・プリズマティック・スプリングは温泉として浸かる事はできるのか気になる人もいるのではないでしょうか笑
「理論上は入れるのか?」と聞かれたら、条件を整えれば“可能”ではあると思われます。
(もし入るとしたら?という仮の話です。成分分析や衛生面の確認結果に基づいた話ではないので、その点ご留意ください!)
いかにも刺激の強そうな色をしているグランド・プリズマティック・スプリングですが、pHは6ほどで弱酸性~中性となっています。
日本では秋田県の玉川温泉、青森県の酸ヶ湯(すかゆ)温泉、群馬県の草津温泉など、pHが2を下回るほどの強酸性の温泉があります。
それらと比べるとグランド・プリズマティック・スプリングは酸度としての刺激は控えめです。
また、日本の温泉でも高温の源泉を加水・加温・循環して入れる温度に整えている施設はたくさんあります。なので、グランド・プリズマティック・スプリングの温度(中心部は70~90℃)も、うまく冷ませば人が入れる程度に調整することは技術的には可能です。
ただし、グランド・プリズマティック・スプリングを彩っているバクテリアはミネラル豊富な過酷な環境でしか生きられないため、温度調節や殺菌処理がされたり、人が浸かることで皮脂や化粧品が流れ出ると生態系が壊れてしまうと思われます。
そして何より、ここはアメリカのイエローストーン国立公園。
日本の温泉のように人体に問題がないかの成分分析がされているわけでもないし、そもそも自然保護の観点から、泉に入ることは禁止されており、違反すれば罰則があります。
まとめ
今回は、響きがかっこいい単語として「グランド・プリズマティック・スプリング」を紹介しました。
インパクト抜群の名前に負けない、圧倒的なスケールと色彩でしたね。
バクテリアという目に見えない存在が描き出す景色は地球の圧倒的なスケールとアートの力を感じさせてくれます!
日本からのアクセスは少しハードルが高めですが、アメリカ旅行を計画する機会があれば、ぜひイエローストーン国立公園とグランド・プリズマティック・スプリングのことを思い出してみてください!



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